波情報サイトの読み方。用語と数値の目安【初心者版】
波情報サイトって、文章に専門用語が入ってたり、数値の目安がわからなかったりすることがありませんか?
この記事では、初心者さんは最低ここを押さえればOK!なポイントを読み解いていきます。
アウト?ミドル?インサイド?
トロい?タルい?掘れた?
オフショア?オンショア?
波高?うねり周期?風速?
ぼくはようやくちょっとずつ掴めてきましたが、始めたばかりの頃はワケがわかりませんでした。
波情報サイトってどんなのがあるの?って方はこっちを見てくださいね。
seaweed.hatenablog.jp
専門用語、キーワード
有料の波情報サイトでは、サイトのスタッフさんが現地の波を見てレポートを書いてくれています。例えばこんな感じ。
波数が多く、アウトからのややボヨついたトロいブレイク。オンショアの割には割れています。
専門用語が出てきて、慣れてないとわかりづらいですね。
1つ1ついきましょう。
波数
波数が多く、とは読んでそのまま、波の数が多いということです。
波が多いとみんな乗れてHappy!と言いたいところですが、沖に出るのに波を乗り越えていかないといけないので苦労します。
これは初心者的にはちょっと避けたい状況です。
波数については特に書いてない(=つまり普通)、もしくは波数少なめを狙ってみてください。
アウトからのブレイク
アウトからのブレイクとは、岸から遠いところで波が割れて乗れる状態ですよってことです。
何メートル先とかそういう定義は特にありません。感覚的ですね。
これについては、初心者のうちはあまり気にしなくて大丈夫です。
たまに見かける”インサイドでの弱いブレイク”は、浅すぎてサーフィン出来るかどうかなこともあるので、ちょっと注意してくださいね。
ボヨついた、トロい
なんとなく伝わりはしますよね。
ボヨついたは波が割れそうで割れない、つまり乗れる状態になりにくいことを言っています。
トロい(タルい、とも言います)は、波がゆっくり崩れることを指します。
慣れたサーファーには物足りないですが、初心者が練習するにはいい波ですよ。
初心者さんはトロい、タルい波を狙ってみてください。
逆に”掘れた””ダンパー”などは、慣れるまでは避けた方が無難です。
オンショア
風が沖から岸に向かって吹いていることを指します。
オンショアだと波にまとまりがなく、ザワついた状態であることが多いです。
逆に、岸から沖に向けて吹く風をオフショアといいます。
オフショアでは適度な風速(0~5m/sくらい?)であれば
波の面がツルツル、いわゆる面ツルになって乗りやすくなります。
無風かオンショアであればラッキーくらいでOKです。
数値の意味と目安
ここではいろんな数値の意味と、だいたいどれくらいならいいの?という目安を見ていきましょう。
波高
サーフィンをする沿岸よりもっと沖の、波立っている水面の一番低い部分と一番高い部分の差のことです。
沿岸での測定値ではないので、この数値がそのまま波のサイズとはなりません。
ぼくの場合はこの数字が1.5mを越えるとちょっと期待が大きくなり
2mを越えると気合が入ってきます。
うねりの周期
波高に注目しがちですが、実はうねりの周期はめちゃくちゃ大事です。
この周期が長いということは、うねりがまとまってパワーがあるということ。
数字に対するぼくの肌感覚はこんな感じです。
3~4秒:期待しないで行こう。
5~8秒:ゆったり楽しめそう!
9~10秒:気合入れるぞー!
風速
これも沿岸ではなく沖合いの風速なので
実際にサーフィンをする沿岸での風速そのままではありません。
また、風速の数値が高くても、風が山や堤防に遮られて弱まることもあります。
サーフブレイクの周辺地形や風向きと併せて考えてみてくださいね。
数値の目安はこれくらい。
0~4m/s:いいコンディション!
5~8m/s:気にしない気にしない!
9~10m/s:風強いなー、現地できちんと判断!
風速が10m/sを越えると、ぼくは基本的には海には入りません。
風で流されるリスクもありますし、波の面も荒れますしね。
潮位
潮がどれくらい満ちているかを表す数値です。
この数値の影響は本当にサーフブレイクによって変わってくるので、自分のお気に入りのブレイクがどの潮位でどんな状況になるか、よく観察してみてくださいね。
一般的には、潮が引いている状態は波が割れやすいですが、水の量が少ないのでペラペラの薄い波になりがちです。
逆に、潮が満ちている状態は波は割れにくいですが、水の量が多くサーフボードを押す力の強い波になりがちです。
ただし、一番引いてる状態や一番満ちている状態(いわゆる潮の動かない時間帯)よりは、引いたり満ちたりしてる最中(潮の動いている時間帯)のほうが波がいいことが多いです。
おわりに
一見して覚えることはたくさんありそうですが、割とすぐ慣れることが出来ます。
特に数値に関してですが、数値はあくまで数値です。
現地で海を見て、数値が何を表現してるかを感じ取るのが理解への近道です。
では、いい波に巡り会えますように。